【新唐人2015年07月10日】浙江(せっこう)省当局による十字架撤去がエスカレートしています。温州(おんしゅう)市、杭州(こうしゅう)市などの十字架はほぼ完全に撤去されました。教会の代理弁護士11人は、十字架の強制撤去は違法だとの声明を発表しました。
中国系アメリカ人の郭宝勝(かく ほうしょう)牧師によると、浙江省のトップは6月25日の会議のあと、十字架撤去をさらにエスカレートさせました。
中国系アメリカ人の牧師 郭宝勝さん
「会議で昨年の十字架撤去状況を確認したあと、撤去作業をエスカレートさせました。温州や杭州では、ほぼ全部 撤去されました。共産党系のキリスト教指導者もキリスト教の中国化や十字架撤去を擁護しています」
教会側から依頼を受けた弁護士11人は7月1日、十字架の強制撤去は違法だとの声明を発表し、当局に信仰の自由を尊重するよう呼びかけました。
北京の弁護士 陳建剛さん
「本当に違法なのは法の執行者です。中国には独立した司法機関がありません。権力を抑制できなければ、権力者は思うままに悪事を働きます」
郭宝勝牧師は、中国のキリスト教は危機に直面していると話します。
中国系アメリカ人の牧師 郭宝勝さん
「私は昨年の著書で、中共は浙江省をモデルケースに十字架撤去を全国で推し進めると予言しました。しかしキリスト教を完全に排除するなど無理です。人を改造し信仰を奪うなど、非常に恐ろしいことです。中国のキリスト教の前途は非常に厳しいです」
アメリカのキリスト教団体によると、当局は「十字架を撤去しないのなら教会を取り壊す」と脅しています。この10日間ほどで、浙江省各地の教会の十字架はほとんど撤去されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/07/02/a1207709.html(中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/水田 映像編集/李)